

クシュは、シャンパーニュ地方でも通常のところではなく、シャブリに近いコート・デ・バール地区ビュクセル村にあります。この村は格付け上80%のクリュで特級でも1級でもありません。栽培されているのはピノ・ノワールが中心で、なんと全体の93%を占めています。シャルドネはたったの6%、そしてピノ・ムニエに至っては1%のみ。したがって、このエリアのスペシャリティはピノ・ノワールなのです。
造られるシャンパンの多くが当然のようにピノ・ノワール主体のもので、果実味が強く重量感のあるしっかりしたスタイルのものが多く見られます。村自体の大きさは419 haなのですが栽培面積は小さく101 ha、恵比寿ガーデンプレイスの10倍程度だから、かなり小さな村と言えます。この小さな村に8つの農家とNMが1つ、そして共同組合が1軒でシャンパンが造られています。
その農家の一つがシャンパン・クシュです。クシュはこの村の栽培構成とは違いシャルドネを多用していることが大きな特徴。また、有機栽培を積極的に進めています。畑に行ってみたのですが確かに他の畑とは違い樹と樹の間に草が生えています。農薬を使わず自然農法によりナチュラルなものを造り上げています。