

ミッシェル・ロリオはヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区フェスティニー村にひっそり構える小さな蔵元。
このフェスティニー村は、シャンパーニュの中心地エペルネーから西へ16km程行ったところにあり、84%と格付け自体は高くないのですが、ピノ・ムニエの名品を沢山産出しています。葡萄畑の栽培面積は 173haで、そこにはこの村のスペシャリティであるピノ・ムニエ種が90%栽培され、ピノ・ノワール種は7%、シャルドネに至ってはたったの3%しか栽培されていません。
小さな村とは言え、レコルタン・マニピュランの農家は80軒以上もあり、まだまだ発掘の可能性の高い村でもあります。この80軒以上の蔵元を抱えるフェスティニー村で最も勢いがあり、積極的に新しいマーケットにも挑んでいる蔵元がミッシェル・ロリオ。この村の中で最も色々な賞を獲得している蔵で、恐らくこの村で最も素晴らしいシャンパンを造っているのではないでしょうか。
19世紀から葡萄栽培を行ってきたミッシェル・ロリオは、レオポール、ジェルマン、アンリの3世代に亘るレコルタン・マニピュランです。7haの畑にピノ・ムニエ種80%、シャルドネ種15%、ピノ・ノワール種5%が栽培されています。
1977年にミッシェルとマルティーヌが伝統を受け継ぎ、剪定によって収穫量を抑えることで最高品質を保っています。1903年に収穫した葡萄を初めて自らの手で圧搾し、1931年に初めて自ら瓶詰めを開始しています。レコルタン・マニピュランの奔りとも言える存在。
現当主ミッシェルとマルティーヌの努力と才知により、一般的にはピノ・ムニエ種から造られたシャンパーニュの評価が高くなかった時代においても、数々のコンクールで賞を受賞し、最近では、専門誌でもよく紹介され、その評価はかなり高いのです。それは、この蔵元の造るシャンパーニュの品質の高さと当主の拘りによるところ大だと思います。