

ニコラ・フィアットは、1976年創業の新興シャンパンハウスです。創設者のニコラ フィアット氏はアメリカでコーヒー豆のビジネスで成功した後、ドメーヌ・サン・ニコラの畑を相続したことを機に独自のブランドを作ることを決意しました。
彼のシャンパンはコーヒービジネスで得た人脈からアメリカのジェット・セブンのメンバーへ広がり、1978年当時のフランスの大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンを迎える晩餐会の公式シャンパンに起用。そして、ブリストル、ギー・サヴォア、ドルーアンをはじめとするパリの高級ホテルやレストラン、また近年ではエールフランス、シンガポール航空、全日空(ビジネスクラス)など、多くの航空会社で採用されています。
1986年には、事業拡大のためシャンパーニュ地方中心のエペルネにある協同組合「Centre Vinicole de la Champagne」の協力を得て、約30年の短期間に売上げ数量世界第七位までに急成長、共同組合傘下の5000もの畑から集められた選りすぐりのぶどうと近代的設備、そして伝統的な技術による醸造で独自のブランドを確立してきました。このエペルネの協同組合は約25年前にコート・ドゥ・ブランのブドウ栽培者が大同団結し、シャンパーニュ地方最大の共同組合組織を作り上げたもので、当時、大企業が中小ブドウ栽培者の畑を次々に買収していたことへの強力な対抗策でもありました。協同組合としてはシャンパーニュ1大きく、設備も最も近代的な設備を完備しています。
ニコラ・フィアットのシャンパンは一部格付け外の畑から採れたブドウを使用していますが、ほとんどがプルミエ クリュとグラン クリュの畑から採れたブドウを使用しています。スタンダードレンジのシャンパンからプルミエ クリュの格付けという高い品質を誇っています。
醸造責任者ジャン・ピエール・ヴァンサンは、「何百年という歴史を持つ伝統的なシャンパンの場合は、先にシャンパン在りきで、飲んだ人々が「ああシャンパンというのはこういうものなのか」と理解するのに対し、ニコラ・フィアットは「シャンパンは祝いの酒で、祝いの席には必ず主役がいる。シャンパンはその主役を盛り上げるための脇役に徹しなければいけない。自分はそんな控えめな、それでいて力のあるシャンパンを造りたい。」という哲学を持っています。