アラン・ロベールは、17世紀からル・メニル・シュール・オジェ村でシャンパーニュを作り続けています。伝統的醸造法を守り続けており、100%
シャルドネの自社畑で、完熟葡萄のみを手摘によって収穫し、キュヴェ(初絞り)のみで製造しています。さらに、澱と共に瓶で長期熟成し受注後にデコルジュマン、ドサージュを行います。これがアラン・ロベールのシャンパーニュに複雑味を加えています。
アランの祖父は1947年に、ル・メニル在住のグローワーの組合を創設し、父君ルネは協同組合のユニオンを作ったり、協同組合CRVCを創設しました。また、アランの細君の実家は、3代にわたってル・メニルのクロ・タラン(5.5ha)で醸造長を務めていましたが、この畑こそ1972年にクリュグの所有に帰し、その一部がクロ・デュ・メニルを名のるという因縁噺があります。
アラン・ロベールのシャンパーニュには2段階の品質カテゴリーがあって、セレクション・シャンパーニュとメニル・シャンパーニュとなっています。キュヴェ・セレクションは全てブラン・ド・ブランで、コート・デ゙・ブランのいくつかの村の葡萄から作られます。メニルはグランクリュ畑のル・メニルの葡萄のみを使い、これもまた100%
シャルドネです。アラン・ロベールのメニルには以下の4つのタイプがあります。
メニル・セレクションは、平均樹齢30年の葡萄から作られます。一次醗酵はタンクで行われ、二次醗酵の後、機械で
デゴルジュマンが行われます。
メニル・セレクション‘ヴュー・ドゼ’もまた平均樹齢30年の葡萄から作られますが、醗酵は通常サイズの樽や大樽で行われます。
デゴルジュマンは手作業で行われ、出荷されるまで数年間ロベールのセラーで寝かされます。
メニル・ルゼルブもまた平均樹齢30年の葡萄より作られ、一次醗酵は大樽で行われます。
デゴルジュマンまで、メニル・セレクシオンや‘ヴュー・ドゼ’より長い期間、ワインは澱の上に寝かせられます。
メニル・トラディションは平均樹齢40年以上の古木より作られ、一次醗酵は小樽で行われます。二次醗酵は現在ほとんどのシャンパーニュ・ハウスで使われているボトルキャップではなく、コルクで栓をした瓶の中で行われます。ワインは手作業によって
デゴルジュマンをされます。このメニル・トラディションに使われる葡萄は収穫時に厳しく選別され、もっとも出来のよい葡萄のみが使われ、一番搾りのみがこのメニル・トラディシオンに使われます。