1776年にデュボア・ペール・エ・フィスとして創立。1883年からルイ・ロデレールとして現在に至っている。
19世紀後半にはロシアが最大の得意先であったが、革命によってロシア帝国という最大の取引先を失う結果となるが、その後マーケットはアメリカに移り大成功を収めた。現在はモンペリエ大学で学位を取得した情熱のある醸造家ジャン・クロード・ルゾー氏が経営に参加し、シャンパーニュ以外にもカリフォルニアのアンダーソン・ヴァレーの「ロデレール・エステイト」や、ポルトガルの「ラモス・ピント」など、フランス国外にワイナリーを所有し国際的な飛躍を遂げている。
ルイ・ロデレールが他のシャンパン・メーカーと大きく異なる点は、190ヘクタールにもおよぶ自社畑からのブドウの収穫で、必要とするブドウの約80%がまかなわれるということだ。その結果、この非常にレベルの高いブドウ栽培によって、不安定な厳しい気候条件のシャンパーニュ地方にありながら、質の高いブドウを安定的に確保できるのである。そんな中から作られるリザーヴワインは40もの異なるクリュからそれぞれ仕立てられ古い木製の大樽で2年~6年の長期間にわたって貯蔵される。
ドサージュのためのリキュールワインには5年から8年の熟成期間を設け、ルイ・ロデレールはリキュールワインを長期熟成させる唯一のシャンパン・メーカーです。さらに、
アッサンブラージュ後に4年(クリスタルは6年)にもおよぶ瓶内熟成を行い、
ルミアージュュは職人の手作業という。
ロデレール社のプレステージ・キュヴェであるクリスタルは、最も世界的に知られた権威あるシャンパーニュとして、ハリウッドで制作される多くの映画シーンにも登場しており、その価値を納得できる。生産量に重点を置くのではなく、家族の伝統と権威を大切にして、国際的にも認知されているシャンパーニュは他に類を見ません。
シャンパーニュでも最も利益を上げているハウスで、手にする金の額よりも売った壜の本数こそ成功の証し!だという。このハウスはまさにシャンパーニュの格好の手本となってもいる。