ムタールは家族経営の小さなメゾンです。小さいながらクオリティの高さは、近年うなぎ昇りといっても過言ではないほど、まさに大注目のプティ・メゾン。それもそのはず、パリの三ツ星レストラン「タイユヴァン」の、あの「ジャン・クロード・ヴリナ氏」を認めさせたほど。
ムタールのテクニカルな面での最大の特徴は、「コールド・セッティング」方式を採用している点です。マスト(圧搾した果汁)を極低温に冷やすこの方式は、完成したシャンパーニュに大いに澄んだ風味と熟成能力を増幅することができます。但し、そのプロセスはとても高価につくために、つい最近までは「ビルカール・サルモン」、「ポール・ロジェ」などの潤沢な資金を持つ高級メゾンでしか採用されていませんでした。ムタールはこの贅沢な技術を採用することにより、オーブ地区の特徴である豊かなボディに「フィネス」を加えることに成功し、より完成度の高いシャンパーニュを産出しています。オーダーが入るごとに
デゴルジュマンを行い出荷するという受注生産品。これも小さなメゾンならではの稀少な品。彼らのオフィシャル・テクニカルノートによると生産量は僅かに5,000本です。