タルランは1687年創立。エペルネイに程近いウイィ村 / Oeuillyを本拠地とし、13haの葡萄畑を家族で耕し、約11万本を生産・販売している小規模なメーカーです。現在は、11代目ジャン=マリ・タルラン氏と、12代目当主となる長男のブノワ氏と、7人の家族で経営している。
住まいと醸造所、熟成庫等がある本拠地のウイィ村は、国道3号線をエペルネからシャトー・チエリに向かって10kmほど行った
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区にあり、この村の畑の面積は133ha、そこには小さな蔵元が12軒あり、村全体の葡萄の耕作比率は、
Pinot Meunier 53%、
Pinot Noir 27%、
Chardonnay 20%となっている。
13haある畑はジャン・マリ・タルラン氏の母方から受け継いだもの、タルラン家が少しずつ買い求めたもの、奥さんが結婚の際に持参した畑などが合わさっている。4つの村(ウイ、ブルソー、サンタニャン、セル・レ・コンデ)にモザイク状に細かく分かれた畑は全部で約40区画、全て標高80m~150mの斜面にあり、土壌は白亜質、石灰質、そして地元の人達がスパルナシアンと呼ぶ石灰粘土質、砂質、砂利質など多様だ。
醸造は各
パーセル毎で行われ、ヴィエイユ・ヴィーニュは全て
バリックで行われます。醸造所は所有畑のちょうど真ん中あたりにあり、4000Lもの圧搾機が2台あります。
アッサンブラージュは、全て家族会議により決定され、1人のブレンダーの手に委ねられるということは一切ありません。
タルランでは、9種あるキュヴェの特徴がそれぞれ裏ラベルに表示されています。例えば、代表的な「レゼルヴ・
ブリュット」は、産地と土壌を含むテロワール、ブドウ品種の割合、収穫年、ビン詰めの年月、
デゴルジュマン の年月、
ドサージュ量まで記載されています。
また、若き当主のブノワはピノ・ブラン、プチ・メリエ、アルバンヌなど滅びかけた品種の栽培にもトライし始めており、曽祖父のジョルジュから、戦前に栽培していたことを教わったのだということで、このあたりは、4代でメゾンを運営する強みといえます。